-がんと歩む-「よしさん闘病記」vol.3

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よしさんとは私の父の事(^^)
「よしさん闘病記」
そう題してブログを書こうと思ったのは
父が肺腺癌の宣告を受けたから…

このブログが闘病している方、そのご家族の方に届きますように…

 今回のお話は癌宣告の瞬間。
そのため長文になりますが、どうかお付き合い下さい…

いろいろな検査を受け、肺の影が良性か悪性かが伝えられる日。
父と母、私の3人でその結果を聞きに病院へ行きました。

診察室に入る前の父は落ち着いた様子で、私と他愛ない話をしていました。
一方、母はここでもやっぱり不安を隠しきれず、ため息を…

そんな中、診察の順番を映し出すモニターについによしさんの番号が…

結果を早く聞きたいような、聞きたくないような複雑な思いで入った診察室。
軽く挨拶をした後、主治医はいつもと変わらない落ち着いた様子で語り始めました…

「今までいろいろと検査を受けてもらったんだけど、やはりどうもだろうと言う事です」

主治医は、ハキハキとものを言うタイプではありません。
やんわりとした癌宣告でした。

しかし、
癌であろう事はみんな覚悟していたので、ここでのショックはさほど強いものではありませんでした。よしさん本人も「はぁ、そうですかぁ」と言った感じで。

みんなが、1番聞きたいのは
”治療して完治できるか”
と言う所なのです。

その後も主治医の話は続きます…

 
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水に流せるティッシュは、治療中のおう吐物処理などにとても重宝したと言う声を耳にします。特にこの3枚重ねの水に流せるティッシュが使い勝手がよかったそうです。

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「手術をして癌を取り除くって言う手段はちょっと難しくて…そうなるとどうするか?
って事なんだけど、抗がん剤で癌の進行を遅らせる治療になる訳です」

一瞬、診察室の空気が張り詰めたのを感じました…
癌の疑いがあると言われてからも、特に動じずにいた父。
その父が、この時初めてかすかに見せた動揺でした。

ただ、本当にかすかな…
肌でしか感じ取れないような動揺でした。

そして、主治医は大事な話をするね
と前置きをして更に話し始めました。

「癌っていうのは、何もしないで完治する病気ではなくて、厄介なのは他にも転移するって事なの。

手術せずに、抗がん剤治療をする肺癌の方の余命は1年半というデータがあります。
でもこれはあくまでも平均の話で、これを聞いて勘違いする方がよく居るんだけど、
肺癌ですと言われて抗がん剤治療をして半年で寿命を迎える方も居れば、3年、生きる方も居る訳です」

これは、やんわりとした余命宣告?
それとも、そう考える事態が主治医の言う勘違いなの?
そんな事を思ってしまう言い回しでした。
しかし、それを考える間もなく主治医は続けます。

「何が大切かと言うとね
”これから何がしたいか”
と言う事なんだよね。」

「そのために抗がん剤治療をやっていたら時間がもったいないと考える方もいれば、
治療をしながら過ごしたいという方もいる訳です。
僕たち医療者はそれに寄り添った形で出来る最善の治療は何かを提案し、
サポートていきたいのでそこの所をよく考えて欲しいです」

主治医が提示した難しい選択肢。
でも、この選択肢を患者に与える医者なら信頼できると思いました。

医者の中には、余命の話や選択肢を与えず、治療に移る方も居ます。

もちろん、目の前にある命に最善を尽くすと言う考えもあるのでしょうが
医者も病院が破綻しては困ります。
言い方は悪いですが、癌患者はいいカモとして扱われる場合もある訳です。

私は数年前に義母の抗がん剤治療に付き添い、そして看取りました。
初めの数回は良かったけど、回数を重ねる事に副作用に苦しむ義母を見ていて
本当にこの治療法しかないのか?と疑問が湧きました。
医療に素人の私が見ていても、完治は難しいかも…と思う段階でも
義母の主治医は抗がん剤治療で癌を小さくしてから手術しましょうと言い続けていました。
そして、ちょうどその頃見た地域の広報誌に抗がん剤治療に力を入れるという記事が…

義母のケースではないかもしれないけど、腹が立ちました。
「患者に選択肢を与えないまま苦しい抗がん剤治療を推進するつもりなの?」っと。

そんな思いもあり「これから何がしたいかが大切」と父に話をしてくれた主治医は信頼できると嬉しく思いました。

そして、父が下した決断は「抗がん剤治療をする」でした。
これが、癌宣告と共にこれから待ち受けるであろう父の過酷な抗がん剤治療を
家族と共に全力でサポートする!!と決めた日です。


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