「とびひ」と聞くと子供がかかる病気と言うイメージがありますが、
実は年齢に関係なく感染するって知っていましたか?
一旦、発症すると全身にあっという間に広がる怖い病気です!!
でも、安心して下さい。
「とびひ」は早期の発見・治療でひどくならないうちに治すことができますよ。
目次
とびひとは?
正式な病名は伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)といいます。
虫刺されや掻き傷に細菌が入り込み感染・発症し、人にうつる感染症です。
なんでとびひって言うの?
とびひは痒みがあるため、掻いた手を介して、あっという間に全身へ広がります。
その様子が火事の火の粉が飛び火することに似ているため「とびひ」と呼ばれています。
とびひの種類
とびひには特徴の違う2種類があります。
では、どのような違いがあるのでしょうか?
水疱性膿痂疹(すいほうせいのうかしん)
痂皮性膿痂疹(かひせいのうかしん)
治療はどんなことをするの?
とびひは、早期治療でより早く治すことができます。
早めに皮膚科や小児科を受診する事をお勧めします!!
また、処方された薬はとびひの症状がなくなっても、原因となる細菌が残っているため、自己判断でやめず医師の指示に従いましょう。
主に使う薬
必要に応じて使う薬
また、炎症を抑えたり患部を保護するため、亜鉛華軟膏を使用します。
皮膚のバリア機能が低下しているため、とびひにかかりやすいので注意しましょう。
※バリア機能とは
外からの有害物質や刺激から体を守ったり、体内の水分が外に逃げないようにする働き。
とびひに感染!!
日常生活で気を付ける事は?
- タオル等を介して感染する事があるため、家族内でもタオル等の共用は避けましょう。
- 患部に触らないように注意をし、爪は引っ掻きを防止するため短めに切るようにしましょう。
- 細菌を減らすため、入浴して皮膚を清潔に保ちましょう。
その際、泡で優しく丁寧に洗い、シャワーでよく流しましょう。
【その他】
- プールは症状を悪化させる原因になります。
また、他人に感染する恐れがあるため完治するまでは避けましょう。 - 通園や通学は出席停止義務はありませんが、感染拡大の恐れがあるため出来る限り避けましょう。
また、やむを得ず出席する場合は、ガーゼ等で患部が他に触れないようにしましょう。
まとめ
「とびひ」は誰もがかかり得る感染症です。
そして、完治の近道は早期の治療です!!
「もしかしたら?」と気になる症状があれば早めに病院で受診しましょう。