東京五輪の開幕まで1年となった2019年7月24日。
大会組織委員会と東京都は都内で記念セレモニーを開き、大会で授与するメダルを披露しました。
目次
「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」
アスリートに授与される入賞メダルを使用済み携帯電話等の小型家電等から金属を集めて製作するため2017年4月~2019年3月まで行われたプロジェクト。
全国の自治体や企業などの協力のもとオリンピック・パラリンピックの金・銀・銅あわせて約5,000個のメダルに必要な金属量を100%回収することができた。
回収量
■全国参加自治体による回収(携帯電話を含む小型家電回収):約78,985トン
■NTTドコモによる回収(ドコモショップ約2400店舗にて、携帯電話を回収):約621万台
最終的な確保金属量
■金…約32kg
■銀…約3,500kg
■銅…約2,200kg
参加自治体数推移
■1,621自治体
※国内の全市町村数1,741のうち、9割以上の市町村が参加
メダル
金メダル
銀メダル
銅メダル
メダルのサイズ
■直径…85mm
■厚さ最大…12.1mm
■重さ…(金)556g (銀)550g (銅)450g ※金と銀は夏季大会で史上最重量
メダルの素材
■金…純金に6g以上の金メッキ
■銀…純銀
■銅…丹銅(銅95:亜鉛5)
デザイン
■裏面の渦のデザインは立体的な形状
■表面は勝利の女神ニケ像が描かれている(IOCの規定)
リボン
■長さ…475mm
■大会を象徴する藍色と紅色からなる
■目の見えない人も触ってメダルの色が分かる加工
デザイン考案者
デザイナーの川西純市さん(51)が考案し「光や輝き」をテーマにしたもの。
応募総数421人の中から選ばれたました。
<川西純市プロフィール>
1967年8月1日生。大阪府大阪市出身
デザイン事務所・SIGNSPLAN代表(2006年設立)
大阪芸術大学芸術学部美術学科卒業後、大阪芸術大学美術専攻科修了
アスリートの言葉
三宅宏実選手(重量挙げ)
「色味が深い。過去2大会のメダルより、比べものにならないくらいきれい」
渡辺雄太選手(バスケットボール)
「光り輝いている。首にかけたいです」
まとめ
まさに「光と輝き」と言った表現がふさわしいメダルですね。
この光り輝くメダルが日々、努力を重ねる選手の首に輝く日まであと1年を切りました。
メダルについてちょっとした知識があるだけで、2020年東京オリンピック・パラリンピックがより一層楽しめますね。