日本人名のローマ字表記「姓-名」が一般的になる!?


令和元年5月21日に行われた、文部科学大臣の定例記者会見で

日本人名のローマ字表記について「姓-名」と表記する事が望ましいと関係諸機関に対して改めて周知を図るため、準備が整い次第、依頼通知をすることを明らかにしました。

そもそもなぜ「名-姓」表記だったの?

現在定着している姓名を逆転して表記するという習慣はどこからきたのか?

それは明治の欧化主義の時代に、欧米の人名の形式「名-姓」にあわせて表記がされるようになり英語の教科書等もこの表記の仕方だったため定着したいったものなのです。

2000年にもあった!?表記変更の働きかけ

国語審議会では2000年にローマ字表記でも姓名表記とするのが望ましいという答申を出しています。

そのため現在の中学校の教科書では、全ての表記が「姓-名」となっています。

しかし、この働きかけはあまり浸透せず今に至ります。

「姓-名」表記を推進する理由は

”個々の人名固有の形式が生きる形でこのローマ字表記についても紹介・記述されることが望ましい”という考えがもとになり「姓-名」表記の推進を働きかける運びとなったようです。

再度周知に力を入れるのはなぜ?

最初の働きかけから20年近く経った今、再度の周知を依頼通知するのはやはり2020年に控える東京オリンピック・パラリンピックの影響があるのではないでしょうか。

「関係の機関、また報道機関等に対して要請あるいは通知を行っていくが、何か強制力を持った形で行うということを必ずしも想定をしているわけではない」という事ですが、この機会に日本人の「姓-名」表記を世界にも定着させたいという思惑は隠しきれませんね。

それぞれの反応

日本の反応

あなたは毎日のように自分の名前をローマ字で書きますか?

そのような人はあまり多くないですよね。

なので結局のところ日本人は「どちらでもいい」という意見が多いようです。

まぁ、この意識が最初の周知通知から20年近く経った今でも「姓-名」表記を定着させない理由なのでしょうね。

海外の反応

日本よりもむしろ海外での戸惑いの方が大きいようです。

日本の反応でも述べたように日本人が名前のローマ字表記を見る機会は少なく圧倒的に外国人がこれを目にする事の方が多いからです。

インタビューに答えたカナダ人は「ちょっと待って…それでシンゾウ・アベアベ・シンゾウどっち?混乱してる」

また、イギリス人は「この問題はおかしな文化的混乱を生むと思う。日本人を何と呼べばいいか分からなくなる」と答えています。

まとめ

日本人名のローマ字表記のみならず、使い慣れたものを変えるのは意識を持ってしないとなかなか難しい事ですよね。

「名-姓」から「姓-名」へ。

この表記が浸透するには子供たちが教科書やメディアで「姓-名」表記を目にして育ち違和感を感じる事なくそれを使い、また次世代の子供たちへ伝えて初めて定着していくのではないでしょうか。