家庭用の太陽光発電を設置する際、一定価格で余剰電力を買い取ることを国が約束する「余剰電力買取制度」を多くの家庭が利用したと思います。
そして2019年11月以降「2019年問題」と言われる10年間の買取期間が満了を迎える家庭が順次出てきます。
この先どうなるの?
期間満了に伴いしなくてはいけない手続きはあるの?
実施期間:2009年11月1日~2012年7月1日
現在は固定価格買取制度に移行
目次
期間満了。するべきことは!?
まずは契約がどのようになっているか確かめて下さい。
自動継続
この場合は期間が満了しても新価格でそのまま継続して買取が行われます。
自動継続でない
小売電気事業者へ申込み、買取契約を結んで下さい。
放置して買取者がない状態ですと余剰電力は一般送配電事業者が無償で引き受けることになります。
せっかく太陽光発電を設置したのにもったいないですよ。
また、事業者によっては手続きに期間を要する場合もあるので行動はお早めに!!
我が家の買取満了っていつだっけ?
具体的な買取満了時期については、電気事業者との契約書や案内書などを参考にして下さい。
また、新築で太陽光パネルを設置した場合はそれらの契約書などからも発電を開始したおおよその時期から買取満了時期を推測することができます。
買取満了のお知らせは届くの?
買取期間満了の4か月~6か月前に、現在買取りを行っている事業者から、買取期間の満了時期などについて通知が届くことになっています。
パネルを交換。再度、固定価格買取制度を利用できる?
固定価格買取制度で支援を受けたことのある場合、太陽光発電設備を更新しても、同じ場所で再度支援を受けることはできません。
蓄電池を設置。申請は必要?
固定価格買取制度認定後に蓄電池を設置する場合は、買取期間終了後でも、変更認定を受ける必要があります。
うっかり忘れてしまいがちなので気をつけましょう。
まとめ
「2019年問題」と聞くと不安になってしまいますが、事前にしっかり対策をしておけば焦らずにすみますね。
まずは契約確認を!!
しかしながら一定価格での買取が終了する事を「2019年問題」としていますが実際どうなのでしょう。
本当の問題は契約満了後の価格が当初の予想より低い価格になっていることの方が問題のように思いますけどね…。