地震や台風、大雪など自然災害が自宅で発生した時、まずは身の安全の確保が大切です。
その後、安全の確認が取れたらガスのチェックを行いましょう。
その時、チェックと言っても…「何をすればいいの?」と
ならないようにガス機器のチェックすべき点をご説明します。
目次
チェック項目
ガス機器の周りでガスのにおいがしていませんか
地震などの揺れにより、ガスコード(ゴム管)が外れたりする場合があります。
また、屋内の配管が破損している場合もあります。
ガスのにおいを感じる時は、火気の使用や電気等のスイッチの使用は絶対にさけましょう。
屋外のガス機器の異常はありませんか
地震の揺れや台風の強風などにより、壁が倒れたり、飛来物等がガス機器にぶつかり変形、破損する恐れがあります。
換気設備は使用できますか
停電等で換気扇などの換気設備が使えなくなる場合があります。
やむなくガスコンロなどを使用する時は、必ず窓等を開けるなどして十分な換気をしながらガスを使用しましょう。
酸素が不足すると一酸化炭素中毒になるため大変危険です!!
<一酸化炭素中毒の症状>
頭痛・気分が悪くなる・吐き気・目がチカチカするなど(風邪の症状に似ています)
給気口・排気筒(煙突)に異常はありませんか
燃焼の時に使う空気を取り込む給気口が飛来物や壁などが崩れ埋まってしまう場合があります。
また、排気筒(煙突)にも同じ事がいえるので確認しましょう。
マイコンメーター
マイコンメーターとはマイコン制御器が組み込まれた遮断装置付きガスメーターのことをさします。
このマイコンメーターにはいろいろな機能が備わっており災害時はもちろん、
それ以外の場合にも作動します。
どんな時に作動するのか覚えておくと、急にガスが止まった時でも慌てずにすみますね。
ガス使用中に震度5相当以上の地震があると、自動的にガスを遮断します。
2次災害を防ぐため、大きな揺れを検知すると自動でガスを止めます。
この機能はガスを使用している時に限ったもので、使用していない時はガスを止めない機能になっています。
長時間の使用があった場合、自動的にガスを遮断します。
お風呂のつけ放しやコンロの消し忘れ等の場合があるため、
使用時間が長い場合、自動でガスを止めます。
大量のガスを消費した場合、自動的にガスを遮断します。
ガスコード(ゴム管)が外れたり配管の破損等の場合があるため、
不自然にガスが大量に流れると自動でガスを止めます。
ガスの圧力が低下した場合、自動的にガスを遮断します。
何かの原因で配管の圧力が低下したとき、自動でガスを止めます。
まとめ
ガスは電気と違い目に見えないもの。
その分つい安易に考えがちですが、このくらい大丈夫だろうと言うちょっとした気の緩みが大惨事につながります。
特に災害時は二次災害に繋がりかねません。
日頃からガスの知識を持ち安全に心がける事が大切ですね。